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GTウイング取付
金井さんのFD3S RX−7 サーキット走行仕様。
カーボンの空力パーツでセンス良くまとめてあります、エンジンもきっちり手が入っていてロータリーのツボを心得たチューニングがされているそうです。

凄くかっこいいですね現在付いている サードのGTウィングを外して、ガレージbb製「フォルテ3DGTウィング カーボン&カーボンブブラー製forFD3S」の取り付け、あわせてリアゲ−トの穴埋め&補修も行います。

このフォルテ3DGTウィングは他社には見られない独創的な脚の形状と仕上げの美しい翼とのバランスがとてもかっこいい逸品です、強度や性能もD1グランプリ車両に装着して実戦にて証明されています。
このウイングの詳細はガレージBBウェブサイトへ→http://garagebb.jp/


■GTウィング取り付け&リアゲート穴埋め及び補修塗装作業の詳細
  • 現在装着されているサード製GTウィングを外してガレージbb製3DGTウィングを取り付けます。
  • この車両は黒→赤にオールペイント(他社にて)しています。リアゲート・ガラスモールやウオッシャーノズルなどのゴムパーツとパネルとの境目部分がハゲてきて、ところどころ元色の黒が見えてしまっています。
  • モールや小物部品などを外さずにマスキングのみで色替えオールペイントをした場合、年数が経過してくるとこのようになりやすいです、たとえ足付けの研磨とマスキングが適切にされていたとしてもマスキングを剥がした時に出来る段差(境目)の部分から塗装が剥がれて来る可能性があります。
  • GTウィング取り付けにするのに合わせて、この状態を何とかしたいとの要望でした。
  • 穴埋め&穴あけ、各部修正して表側全面再塗装の作業となります。作業内容の詳細です(画像以外にも細部作業を行っていますが省略しています)
サード製を装着していた時
サード製GTウィング外し→取り付け穴、穴埋め純正取り付け穴、穴開け(穴埋めされている為)、モール・ウオッシャーノズル・ワイパーなど全て外して各部修正して表側全面再塗装→ガレージbb製GTウイング取り付けとなります。
モールの端に付いたペイントがはがれてきています。
ウオッシャーノズルの付け根も同様です。
サードGTウィングを外します、3×2穴で固定されていました。この6個の穴はサードGTウィング取り付けの為に開けられた穴で、元々は空いていない穴です。

穴埋めには数種類の方法がありますが、きちんとしたいとの要望でしたので今回は溶接で埋める方法で施行しました。状況や予算で施行方法は変わりますが、元パネルと同じ材質&厚さになる溶接は埋めたところが割れてくる事が無く安心です(溶接の方法や作業者の技量により異なります)。

特にGTウィングはダウンフォースで押さえつけられた時などはトランクが歪みますので。事実、サード製が付いていた部分は歪んでいました(特にテールライト側)。
リアガラスモールも外します。

再使用不可なので、塗装が完了した後新品を取り付けしまリす
そして、埋める方法ですが

@溶接のみ(小径の場合)もしくは切り出した同じ厚さのプレートを溶接(大径もしくは大面積の場合)でいずれも溶接によるひずみは最小限にとどめ、ポリパテも最小限の厚さで済ませます。

A埋める穴より大きいプレートを切り出し、そのプレートを裏側よりパネルボンドではりつけ→表より金属パテで埋めたあとポリパテ成型。

当社ではほとんどの場合@、Aどちらかの方法で施行しています。
裏にガムテープを張り、表からポリパテだけで埋めたり、金属パテだけでただ単に埋める様な方法ですと後で必ず割れて来るので当社ではその様な方法ではやりません。

ガレージbb製GTウィングの脚を置いてみます。
ガレージbb製[フォルテ3DGTウィング カーボン&カーボンブブラーforFD3S]は純正スポイラ−取り付け穴(内側)にボルトオンで設計されています(黄色丸印部分)、この車は穴を埋めてあるので、また開けなければいけません。

金属パテのみで穴を埋めてありまして(後の画像参照)、この画像では判別出来ませんが肉眼で見ると埋めた穴の輪郭が割れ始めているのがわかります。
ワイパーモーター外し。
リアゲート内張りも当然外しです。
この、こすりつけたようなグレーの物が金属パテです。
左の後ろ側を開けました、あっけなく開きます。
プラスドライバーを当てて。
ちょっとたたくとあっけなくポロッと取れてしまいます。

金属パテ自体は硬化すれば非常に硬く熱にも強い大変優れた2液型エポキシパテですが(かなり高価です)、母材(今回の場合はリアゲートの鉄板)に溶け込む訳ではないので薄い材料に空いた穴をただ単にそれだけで埋めるような方法では強度が保てません。

後で問題が出る可能性があります。
溶接の下準備です、溶接不良の原因になるのできれいに鉄だけにします。

これは内径にこびりついたシーラーをノガバー(バリとりのスペシャルツール、愛用品です)で取り除いているところです。
溶接完了です、裏から銅の心金を当てておき、歪まないように注意しながら行います。
溶接部がパネルの地金とほとんど同じ面に仕上がりました。

もちろん適切な溶接をしなければいくら削ってもこのようにはなりません。
元パネルの鉄板と同じ材質、同じ厚さで穴が埋まりました。ポリパテを付ける前のサンディングをします。

地層の様になっています、下にパテがすでに塗ってあったり補修塗装されていると層が何層にもなり、かなり大変な作業となります。

サード製が付いていた部分の歪みはスプーン(当て板の一種)とハンマーで整形しました。
シリコンオフで脱脂します。
エアブローします。
ポリパテをつけます。
金属パテを秤で計量しているところです、グレーの主剤とブラックの硬化剤をまぜて使用する2液混合です。
純正スポイラ−取り付け穴(外側)も同様に金属パテのみで埋めてあり、すでに割れが発生しています。

内側と同様に溶接すればベストですが、そうすると裏側も塗装しなければいけません(外側は内張りが無く鉄板剥き出しの為)。予算の都合もあるので、元々埋めてある金属パテを完全に取らずに表側をサンディングします。

今回当社で付ける金属パテが、なるべく広い面積で残る様にサンディングします(その方が割れが発生しにくい)。その後、広い面積で金属パテをつけます。
モールやウォッシャーノズルの端は外すとはっきりとオールペイントした分の塗装の厚みの段差が出来ています。

サンディングで全てなだらかにします。黒い部分は元色の黒です。

外側のスポイラ−穴の金属パテをつけた場所もサンディングしてポリパテをつけます。画像は全てのサンディング作業が終わったところです。

サード製が付いていた部分の歪みがあった事や、以前に穴埋めされていてパテが使用されていたので今回ポリパテを塗る面積が多少大きくなりました。
リアゲート単体にして、脱脂→マスキング→2液サフェーサー
(グレー)塗装です。
サフェーサー塗装完了。
研ぎが完了。

元々この車両は黒で、その上にカラーNO、3P0(トヨタ スーパーレッドX / ヴィッッ等に塗られている赤)でオールペンされています。
そのため、本来の3PO配合データより少し黒っぽい赤で仕上がっています。赤は隠ぺい力が弱い(下色が透けやすい)ので黒が影響しています。

グレーのサフェーサー上に塗った条件で何度も塗り板に試し塗りをして、現車の他のパネルの赤に合うように調色しました。

調色したベースカラー赤を塗装→クリアーコートを塗装→ヒーターにて硬化させた後マスキングを剥がした状態です。
車体にリアゲート取り付け→磨き→モール新品取り付け。

色の方もパネル単体のブロック塗装としては、問題ないレベルで仕上がりオーナーさんも納得してくださいました。

仮組みした物を確認の為、置いてみます。

穴位置も問題なく合います。
2,0ミリのアルミで切り出した、ワッシャーです。(注:キットには入ってません)
翼と足を仮組みします。
取り付けは両面テープを併用し、穴部分4箇所には雨漏り防止にシール材も塗布します。
取り付け完了です。

足の高さは三段調整の一番高い位置、翼の角度は三段階調整の一番寝かせた状態で固定です。

かなりの迫力です!
新品のリアガラスモールをつけたところのアップです。

この境目の部分はマスキングだと、この様にはきれいになりません。

同様にウォッシャーノズルのアップです。

きれいになりました。
  
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